地名と災害は、本当に連動するか? 「地名と災害」で検索してみた。 確かにあった! 数多くありましたので、一例をご紹介しよう。 昔は土砂崩れを「蛇崩れ」や「蛇落」と呼び、「蛇落地」は地区で土砂崩れがあったことを示す「災害地名」の可能性が高い。 だが、宝暦12年(1762年)の土地台帳にはすでに「蛇落地」の地名はなく、代わりに音(読み)がよく似た「上楽寺(上楽地)」という字名がある。後世の住民が忌まわしい記録を縁起のいい名前に変えたとすれば、先人の警告を消してしまったことになる。
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地名と災害は、本当に連動するか? 「地名と災害」で検索してみた。 確かにあった! 数多くありましたので、一例をご紹介しよう。 昔は土砂崩れを「蛇崩れ」や「蛇落」と呼び、「蛇落地」は地区で土砂崩れがあったことを示す「災害地名」の可能性が高い。 だが、宝暦12年(1762年)の土地台帳にはすでに「蛇落地」の地名はなく、代わりに音(読み)がよく似た「上楽寺(上楽地)」という字名がある。後世の住民が忌まわしい記録を縁起のいい名前に変えたとすれば、先人の警告を消してしまったことになる。